岡山県備前市では22日、子どもたちが山本投手を現地で応援するときに1人当たり30万円を補助する事業を含んだ予算案を市議会が可決しました。
備前市は地域活性化を図るため、子どもたちが現地で山本投手を応援する場合、1人あたり30万円の補助するために、200人分の6000万円を、新年度の当初予算案に盛り込んでいました。
22日の市議会では、予算案の採決の前に多くの議員から意見が出ました。
(備前市議会/丸山昭則 議員)
「(山本投手は)備前市の宝であり、市民にとって誇らしいこと。(子どもたちが)本場、海外に触れる機会は本当に得難い貴重な体験」
(備前市議会/青山孝樹 議員)
「200人をアメリカに連れて行くことの引率やリスクマネジメントなど、教育委員会に相談していない」
(備前市議会/中西裕康 議員)
「経済的格差がある中での高額な支出を強いること、税金を支出しての応援のあり方は、広く市民の意見を聞くことが大切」
この事業費を含んだ予算案は賛成多数で可決されました。
(備前市/吉村武司 市長)
「もともと、これは反対をされるような議案ではないと思っています。大変素晴らしい企画になるだろうと思っている」