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「夫婦岩」が高梁市の天然記念物に指定 石灰岩の風化と侵食で形成 学術的価値も 岡山

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 岡山県高梁市の成羽地区にある「夫婦岩」が、新たに市の天然記念物に指定されました。

 

 高梁市成羽町布寄。成羽川を見下ろす標高約400mの断崖にそびえ立つ、2つの岩。

 向かって左側を「夫」、右側を「子どもを抱いた妻」に見立てて「夫婦岩」と呼ばれています。絶妙なバランスを保つ「夫の岩」は高さ約12m、どっしりとした「妻の岩」は高さ約16mです。

(訪れた人)
「女の人はどっしりかまえて、男はちょっと押されたらひっくり返るような感じ、一緒だなと思って。僕の人生みたい……ハハハ」

 石灰岩の風化と侵食によって生まれた「自然の美」。

 吉備高原の成り立ちなどを考える上で、学術的にも価値が高いとして、3月12日、高梁市教育委員会が市の天然記念物に指定しました。

 指定書を受け取ったのは、夫婦岩の所有者である国司神社と、2005年から環境整備やPRに取り組む市民団体「高梁夫婦岩の会」です。

(高梁夫婦岩の会/杉田淳一 会長)
「多くの人に来てもらいたいです。夫婦岩の雄大さ、美しさを見ていただければ幸いです」

 夫婦岩の近くにある菜の花畑が見ごろを迎えていて、「高梁夫婦岩の会」では今週末にイベントを開催し、お客さんを呼び込みたいとしています。

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