5月15日は、岡山市出身の犬養毅元総理大臣の命日です。凶弾に倒れた偉人を親族らがしのびました。
生家がある岡山市北区川入で「墓前祭」が行われ、親族や関係者ら20人ほどが参加しました。そして、地元の吉備小学校の児童が花を手向けました。
犬養毅は第1回の衆議院選挙で当選し、戦争の気運が高まる1931年に総理大臣に就任しましたが、翌年の5月15日、海軍の青年将校に暗殺されました。
その際に発したとされる「話せば分かる」という言葉は死後、92年がたった今でも地元の中学校で校歌の歌詞として歌い継がれています。
参列者は焼香をしながら激動の時代に総理大臣を務め軍国主義の凶弾に倒れた郷土の偉人をしのびました。