国内シェア9割を占める日本一の「うちわ」の産地、香川県丸亀市で夏を前に生産がピークを迎えています。
丸亀市塩屋町の「かく井団扇」では、5月から6月にかけて1日に300から500本のうちわを作っています。竹でできた骨に紙を貼っていきますが、気温や紙の厚さに応じて、のりの量を調整するのがポイントです。
この日は、京都の芸妓さんと舞妓さんが夏のあいさつに得意先へ配るうちわを作っていました。ほかにも夏祭りや花火大会に合わせて、全国から注文が寄せられます。
丸亀城などで販売されるお土産用のうちわには、柿渋を塗って仕上げます。
代表の喜田清士さんは、「一本一本丁寧に作っているので大事に使ってもらえたら」と話していました。