香川県東かがわ市の田んぼでは、愛らしいアイガモのヒナが放され、無農薬で米作りが行われています。
(記者リポート)
「約50匹いるアイガモたちは、稲に穂が付き始める7月ごろまで、24時間この田んぼで稲を守ってくれています」
東かがわ市西山にある小北雅子さんの田んぼは、アイガモ農法を始めて32年目になります。
4月末にコシヒカリの田植えを行い、5月8日にアイガモのヒナたちが放たれました。
田んぼの上や周辺にはネットや糸が張られ、アイガモを外敵から守っています。ヒナは午前7時から日没ごろまで田んぼの中を泳ぎ回っています。
雑草や害虫を食べるだけでなく、足で水をかき回すことで水が濁り、雑草が生えるのを防ぎます。
(アイガモ農法で稲を育てる/小北雅子さん)
「(アイガモ農法は)苦しいこともいっぱいあるんだけれど、うまくいったとき楽しいなとか、食べてくれる皆さんがおいしいなって言ってくれるのが一番です」
アイガモ農法で育てた小北さんの米は、8月中旬には収穫されるということです。