丸亀市の高校に通う生徒たちと地域の大人が一緒につくる文化祭が8日、初めて開かれます。
6日、丸亀市のゲストハウスの一角では高校生たちが準備を進めていました。
(記者リポート)
「熱心に工作が進んでいますが、これどうするの?」
(村上学園高校3年/宮崎真碧さん)
「丸亀城の石垣です。当日は皆さんに協力していただいて、丸亀城全体を完成させる予定です」
準備していたのは、8日に開かれるイベント「丸亀大文化祭」の出し物の1つで、ダンボールで丸亀城を再現しようというものです。
実はこの文化祭、高校生たちのある思いから始まりました。
(藤井高校3年 準備委員会/石橋由衣 委員長)
「高校生は家と学校の行き来で狭苦しい思いをしていたり、似かよったコミュニティで生活していると固定観念にとらわれがちになる」
2023年3月、丸亀エリアを活性化するアイデアコンテストで高校生のチームが発した言葉でした。
この思いに市内の6つの高校、50人以上の高校生が共感し、地域の人たちと交流する場をつくろうと準備を進めてきました。
(丸亀城西高校3年/大河内永遠さん)
「丸亀全体の高校生が集まって、活動することの楽しさを改めて感じました」
(藤井高校3年 準備委員会/石橋由衣 委員長)
「たくさんの高校の人たちだったりいろんな企業が手伝っていただけてありがたいかぎりです」
「丸亀大文化祭」は、8日午前10時から午後3時まで丸亀市のみなと公園で開催されます。
各高校の部活動などによるステージイベントが行われるほか、高校生と丸亀製麺がそれぞれ作ったうどんの食べ比べなど、さまざまな催しが開かれます。