稲に付いた虫を追い払い豊作を願う伝統行事、「虫送り」が香川県小豆島で行われました。
6日午後7時ごろ、小豆島町の中山千枚田には「火手(ほて)」という竹で出来たたいまつを持った親子連れら約550人が集まりました。
虫送りとは、江戸時代にイナゴが大量発生し、多くの人が飢えに苦しんだことをきっかけに始まったとされているもので、映画「八日目の蝉」の撮影がきっかけで復活しました。
この地区では、毎年7月の第一土曜日に行われています。
参加者は、五穀豊穣を祈った火が付いた「火手」を持って田んぼのあぜ道を歩きました。
(参加者は―)
「映画でこれを見て実際に行きたいと思っていて、2年越しに来れたのでこの伝統、素晴らしいなと思いましたし楽しめました」
「守るって大変だなと思って、日ごろの手入れであの道を上がり下がりするってすごいですよね。お米のありがたさを(感じた)」