高松市で生産が盛んな「黒松盆栽」について、国はアメリカへの輸出解禁を要請する方針を示しました。
高松市の鬼無・国分寺地区では松盆栽の生産量が全国シェアの8割以上を占めています。
黒松盆栽は2020年にEUへの輸出が解禁されましたが、アメリカへは病害虫に対する懸念から禁止されています。
2024年1月には香川県の池田知事らが検疫の課題解決に向けてアメリカと協議を始めるよう国に要望していました。
そんな中、国は6月18日に改訂した輸出実行計画の中で「優先的に外国と交渉する品種」に「黒松盆栽」を追加しました。
国は病害虫のリスクを評価するのに必要な情報が整い次第、輸出解禁をアメリカに要請する方針だということです。