香川県の最低賃金について話し合っていた審議会は8月6日、香川労働局長に対して「時間額970円とする」と答申を行いました。現行からは52円の引き上げです。
最低賃金制度とは、最低賃金法に基づき国が賃金の最低限度を定め、使用者はその最低賃金額以上の賃金を支払わなければならないとする制度です。
厚生労働省の中央最低賃金審議会は7月、全ての都道府県で「50円」を目安に引き上げるよう答申していました。
52円の引き上げは現在の制度になった2002年以降では過去最高です。審議会はこの金額について「諸般の事情を総合的に勘案して慎重に審議を重ねた結果」だとしています。
最低賃金は異議申し出に関する手続きなどを経て10月2日に改定される見通しです。