連日厳しい暑さが続く中、「猛暑日サービス」などと銘打って、小売店やカフェがお得なサービスを打ち出しています。
（松木梨菜リポート）
「売り場には猛暑日サービスと書かれたポップが出されています。最高気温が35℃以上の日にお得なサービスを受けられるものなんです」
岡山高島屋では気象庁が前日の午後5時に発表する予想最高気温が35℃以上の日に「猛暑日サービス」を実施しています。
サービスは約20のテナントで実施しています。例えば――。
（松木梨菜リポート）
「地下1階の鮮魚売り場ではギンザケが4切れ1098円で販売されています」
通常は3切れ1098円のチリ産のギンザケを同じ価格で1切れ増やして販売します。
6階の化粧品などを販売する「オリーブマノン」では、ひんやりハンドケアを無料で体験できます。化粧水で肌のほてりが和らぐということです。
1階化粧品売り場「コスメデコルテ」ではファンデーションのサンプルをプレゼントします。
――デパートが猛暑日にこうしたサービスをする狙いとは？
（岡山高島屋／片山進さん）
「やはり夏のこの暑い時にあまり外に出たくないとか、入店が多少減るというか」
第一生命経済研究所によると気温が35℃までは飲料などの消費が増える「猛暑効果」が期待されますが、35℃を超えると消費が減り「暑すぎる夏は消費を冷やす」というデータもあります。
岡山高島屋の7月の売り上げは暑さの影響などを受け、前年を下回ったそうです。
（岡山高島屋／片山進さん）
「中で涼んでもらって、長時間楽しんでいただくようなことを考えていけないのかなと」
岡山高島屋の「猛暑日サービス」は8月20日まで実施しています。
さらに岡山市北区のカフェでも猛暑日に受けられる「サービス」があります。
（ブックカフェ栞日／田中勇 オーナー）
「暑い中歩いてこられて大変じゃないですか何かサービスをしたい」
ブックカフェ栞日ではランチを頼んだ人に通常は100円で提供していたアイスクリームを猛暑日には「無料」で提供します。
（ブックカフェ栞日／田中勇 オーナー）
「今年はもう異常ですよね、ずっと続いてますよね、猛暑日が。食事をすると暑くなるから、そこでアイスクリームでクールダウンしていただきたい」
