「星空保護区」に認定されている井原市美星町で3日、星空観察会が開かれました。東京などの星空保護区と音声をつなぎ、お互いの空の様子をリアルタイムで情報交換しました。
井原市の美星天文台で3日に開かれた星空観察会には、家族連れら約70人が参加しました。
(保護者)
「ゆっくりこうやって星を見るのは久しぶりです」
(子ども)
「(双眼鏡の)ピントはちょっと難しくて、合わせるのが」
雲が消えた時間帯には天の川も見えました。
土星を観察するため、子どもたちは大きな望遠鏡をのぞきました。
3日の夜は空気の揺らぎもあったということですが、土星を見ることができました。
(子ども)
「(土星は)マシュマロを刺したみたいだった」
井原市美星町は美しい星空を保護しているとして、国際NPOから「星空保護区」に認定されています。
テレビ朝日と連携し星空の魅力を生かした地域活性化に取り組んでいる「星空保護区」の東京都神津島などと、お互いの空の様子をリアルタイムで情報交換しました。
(神津島からの音声)
「神津島は天気予報では全く見えない予報だったんですけど、雲のすき間から星がちらほらと見えて、天の川も見えて、小雨がぱらつく中、天の川が見える」
(子どもは―)
「(Q.日本の違う場所で一緒に星を見てるんだって)すごくすてき」
「それぞれ天気が違うからそういうところもいいと思う」
(美星天文台/綾仁一哉 台長)
「星空保護区同士で、それぞれが星空を守っている。同じ思いを持っている」
参加者はさまざまな機材を使い、2時間ほどかけて美しい星空を観察しました。