高松市にプロのダンサーを目指す中学生がいます。将来大きなステージで踊ることを夢見て練習に励んでいます。
大手前高松中学校2年の近藤羽依さん。羽依さんは、2歳の時にダンスを始めました。
(近藤羽依さん)
「幼児向けのテレビで踊るやつでテレビ越しで踊っていて、もっとうまくなりたいって言ったらしくて」
現在は学校のダンス部やスクールでほぼ毎日ダンスに打ち込み、ロックやヒップホップ、ポップダンスなどを練習。
2022年開かれた、18歳以下のダンスの大会では、全国からの参加者約40人の中で優勝するなど、結果を残しています。
7月に行われた地元の夏祭りの映像です。大勢の子どもたちと一緒に羽依さんが踊っています。このダンスの振り付けをしたのは羽依さん。
2カ月ほどかけて小学生でも一緒に踊れる覚えやすい動きを考え、夏祭り当日まで子どもたちを指導しました。
(近藤羽依さん)
「みんなでも踊れるという感じでダンスを作るのは難しかったです。自分でダンスを作るタイミングもあると思うので、そういう時の力が身についたと思う」
そんな羽依さんが目指すのは「プロのダンサー」。
(近藤羽依さん)
「自分のダンスでみんなが笑顔になったりしてくれたらなって思って、プロのダンサーになりたいって思いました」
踊りに対する情熱はダンス部の中でも高く、積極的に先輩に振り付けなどの質問をしていました。
それだけでなく……。
(近藤羽依さん)
「キックが腰までの人が多いから、腰より上を目指して蹴ったほうが格好良く見えるかなと思いました」
最近では先輩後輩かかわらずダンスのアドバイスを求められることもあるそうです。
(部活の同期は―)
「進んでみんなに声をかけているのがすごい尊敬している」
「結構教えてもらったりもする」
「全部上手くて、一つ一つの踊りとか覚えるのも速いし、細かいところとかもすぐ覚えている」
日々、家でも1時間ほどダンスの自主練習を行うそうです。
(近藤羽依さん)
「基礎的な部分をやったりそれが終わったら曲をかけて踊ったりしています。自分のダンスをいつまでも磨きたいから」
家での練習はお母さんが見守ります。
(近藤羽依さん)
「ずっとじーっと見られたら緊張するんですけど、『ここをこうしたらもっと良くなるんじゃない?』とかそういうアドバイスをしてくれるのでそこはありがたいと思っています」
(近藤さんの母親)
「ノリノリで家事ができるのでテンション上がります。家事が進む。(羽依さん)は良くなって成長しているなと思います」
ダンスに明け暮れる羽依さん。大きな目標があります。
(近藤羽依さん)
「ファンの皆さんが目の前にたくさんいて、ドームのステージで自分のダンスを思いっきり踊りたい」