全国的な米の品薄は新米が出始めて少し落ち着きが見え始めていますが、価格の高騰は続いてます。岡山の飲食店で影響を取材しました。
岡山市北区野田の「大元工房」です。米粉の製粉メーカー「シーワン」の子会社として2012年にオープン。
岡山県吉備中央町でとれたコシヒカリでできる米粉を使った「米粉パン」や焼き菓子など50種類以上を販売しています。
今の米の品薄や価格高騰の影響は……?
(シーワン 米粉事業部/田中満 部長)
「米粉の場合ですと、基本的に古米を使うので数年前の米からの備蓄があるので、いまの在庫環境っていうのはあまり影響は受けていない」
米粉は、水分値が安定するなど使いやすさを理由に新米ではなく古米を使うのが一般的とのこと。
また、シーワンでは米粉用の米と米粉を約3年分備蓄していて、販売数や料金は変えずに提供しています。
とはいえ、今回の「米騒動」を受け田中さんは業者や農家、消費者が安心できる「相場の安定」が必要だと話します。
(シーワン 米粉事業部/田中満 部長)
「逆に今度(需要が)下がってくるとお米が余ってきたりとか、やっぱり余っているから安くなるし、足りないと高くなる。そうなると相場が安定しなくなると思う。我々の米粉を扱っている業種もなかったりあったりだと困る、その辺の安定を頑張ってほしい」