県立高校をより魅力あるものにするための会議が高松市で開かれました。
香川県は4年前から少子化に伴う生徒数の減少や専門学科の競争率の低下など、県立高校が抱える課題解決に取り組んでいます。
会議には有識者や学校関係者など12人の委員が出席し、地域のニーズに対して県立高校が果たすべき役割や必要な機能などについて意見を交わしました。
複数の委員が「29校ある県立高校がそれぞれの地域と密接につながっていることは強み」としながらも「学校同士の一体感がなく魅力を引き出せていない」などの課題を指摘しました。
そして解決に向けて「地域と学校をつなぐ人が必要」だという意見や「若い人の声を聞くべき」などの意見が出ました。
(県立高校の在り方に関する協議会/有馬道久 会長)
「県立高校に対する期待が大きければ大きいほどその全てを解決していくのは本当に難しいですが、最適解を求めてこれからこの協議は進んでいくかなという期待は持っている」
香川県教育委員会は10月にも県内の公立小中学校や高校の児童と生徒、その保護者らにアンケートを実施します。そして県立高校の在り方について2025年度中に方針を取りまとめるとしています。