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休業2カ月以上を要する労災事故を報告しなかった疑い コンクリート圧送工事会社の社長らを書類送検 東かがわ労基署

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 東かがわ労働基準監督署は、労働安全衛生法違反の疑いで高松市のコンクリート圧送工事会社とその社長の男(67)、取締役の女(65)、そして別の会社のコンクリートミキサー車を運転していた男(70)と工事現場の責任者の男(51)を17日付で書類送検しました。

 労基署によると去年12月15日、東かがわ市帰来の道路建設の工事現場で、コンクリート圧送作業の補助をしていた外国人労働者の男性(20代)が、コンクリートポンプ車の後部に立ってコンクリートミキサー車がバックするのを誘導していたところ、ミキサー車がポンプ車に衝突。これにより、男性のつま先が車両の間にはさまれ、親指以外の4本の指が挫滅し切断しました。そして2カ月以上休業することになりました。

 労働安全衛生法では、労働者が労災により死亡したり4日以上休業したりしたときには遅滞なく報告することが定められていますが、社長ら4人は共謀の上、報告書を提出しなかった疑いが持たれています。

 労基署は4人の認否を明らかにしていません。

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