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香川県内の小学4年生は1割以上が肥満 さらに増加傾向 食後のおやつと運動不足に注意

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 香川県が毎年行っている小児生活習慣病予防検診の2023年度の結果がまとまりました。
 身長、体重のほか、血液検査や生活習慣調査を行い、子どもの生活習慣病の実態を把握して改善や予防を促すのが目的です。

 「肥満度20%以上」の児童の割合は、男子が15.8%、女子が11.6%で、男女とも過去10年で最も高くなりました。

 血液検査の結果は、脂質異常(ひとつでも基準値を超える)だった児童の割合は、男子が10.3%、女子が11.7%でした。特にLDLコレステロールが高い値(130㎎/dl以上)だった児童は、女子が9.4%と過去10年で最も高くなりました。男子は6.6%と減少しました。小学4年生でLDLコレステロールが140以上の場合、家族性高コレステロール血症の疑いがあり、症状がなくても受診が勧められます。
 また肝機能の3つの指標(AST, ALT,γ-GTP)のうち1つ以上が基準値を超えた児童の割合は、男子が7.1%、女子が8.4%で、10年前(男子4.5%、女子5.4%)から年々増えています。
 糖尿病の指標であるHbA1cが正常値を超えた(5.6%以上)児童は、男子11.5%、女子11.6%で前年より減少しました。

 また、生活習慣について17項目のアンケート調査を行いました。過去5年間で最も増えた項目は、
「夕食後におやつをほとんど毎日食べる」(14.6%)
「野菜をほとんど食べない」(3.8%)
「いつもおなかいっぱい食べる」(62.6%)
「通学時間が20分以内」(35.8%)
などでした。
 香川県健康福祉総務課では、「ゆっくりかんで食べよう」「1日3回野菜を食べよう」「適度に運動しよう」と呼びかけています。

 調査は2023年5月から11月にかけて、県内約8000人の小4生を対象に行い、6989人分のデータを分析しました。

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