子どもたちの創造力を育み、科学技術の振興を図ろうと香川県が毎年開いている「香川の発明くふう展」。2024年は48点の応募があり、10日、受賞作品が発表されました。
最優秀賞にあたる香川県知事賞に選ばれたのは、丸亀市の小学4年生・鶴岡澪さんの『「あとどれくらい?」残りがわかる水筒』です。水筒のカバーの底に、バネを張り付けた板を貼ることで、中身の重さによって水筒の位置が変わり、残量が分かるというメカニズムです。
香川県教育委員会教育長賞には、三豊市の小学3年生・冨山慧悟さんの『おばあちゃんが気がつく雨ふりセンサー』が選ばれました。センサーが雨に当たるとスイッチが入り、パトライトが光るという仕組みです。冨山さんの祖母は耳が悪く、雨が降っているのに気づかず洗濯物が濡れてしまったことをきっかけに作ったという、おばあちゃん思いの優しい作品です。
この他、23点の作品に賞が与えられました。作品は11月2日は香川産業頭脳化センタービル、11月3日~10日は大西・アオイ記念館に展示されます。