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特別養護老人ホームの職員が入所者5人に暴力を振るうなど虐待か 施設の運営法人らを提訴 岡山・津山市

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 岡山県津山市の特別養護老人ホームで施設職員が入所者に暴力を振るうなどしたとして、元入所者の親族が15日、施設を運営する社会福祉法人らに対して損害賠償を求める訴えを起こしました。

 訴えを起こしたのは社会福祉法人「愛和会」が運営する津山市の特別養護老人ホーム「愛和荘」の元入所者5人の親族です。

 訴えによると、愛和荘の元入所者5人は2018年から2021年の間に、職員から日常的な暴力や怒鳴り声を伴う手荒い介護を受けるなどしたということです。

 元入所者の5人は既に亡くなっていて、原告側はこのうち4人については職員による不適切な介護によって亡くなったと主張しています。

 原告側は、施設を運営する社会福祉法人「愛和会」と理事がこうした状況を認識していたにもかかわらず放置、黙認し続け、資料も改ざんしていたとして、約1億1800万円の損害賠償を求めています。

(原告の女性は―)
「調べましょうかとかそういう態度をしてくれないのが許せなかった。あったことを隠すのではなく、こんなことがありましたという真実が知りたい」

 愛和会はKSBの取材に対し「虐待や暴力はなかった」「事実無根だ」などとコメントしています。

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