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巫女神楽の稽古を重ねた小学生 取り組むことを決めた理由とは? 岡山市【こどもミライパーク】

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 地域の神社の秋祭りで大人の巫女と一緒に舞を奉納しようと、岡山市の小学生が2月から稽古を続けてきました。自ら神楽舞に取り組みたいと思った理由とは。

 13日、岡山市の御﨑宮で開かれた秋祭り。大人や高校生の巫女と一緒に真剣なまなざしで舞っているのは小学5年生の岡田弥有さんです。

 岡田さんは2024年2月から練習を重ね、この日が初めての奉納です。

 本番の5日前―

 岡田さんが稽古を続けているのは近代に作られ、全国各地の神社で奉納されている神楽「浦安の舞」です。

 主に1人、2人、4人で舞う形があり、扇を持つ「扇舞」と鈴を持つ「鈴舞」、合わせて約8分間の舞を神に捧げます。

 岡田さんは3歳から2023年までフラダンスを習っていました。なぜそこから舞に取り組みたいと思ったのでしょう……?

(小学5年生/岡田弥有さん)
「フラダンスはハワイの神様に踊るやつだから、ここは日本だから、日本の神様に踊るのをやりたいと思って」

 岡田さんはこの神社で舞を習うことができることをインターネットで知り、自ら取り組むことを決めたといいます。

(舞の指導をしている御﨑宮宮司/根石俊明さん)
「こうやって自分でやりたいっていう子は珍しい。日本の神様に(舞を奉納)したい、そういう気持ちで来る子は非常に少ないかなと」

 秋祭りに向け「扇舞」と「鈴舞」を通してできるよう稽古を重ねた岡田さん。

(舞の指導をしている御﨑宮宮司/根石俊明さん)
「ゆっくり扇子を上げる、足がそろって、手が開く。ゆっくりゆっくり……」

 体重が軽い岡田さん、本番では「ゆっくり舞う」ことを意識します。自宅でも神社での練習動画を見て動きを確認しました。

(小学5年生/岡田弥有さん)
「(神様は)いつも守ったり、お正月とか願い事とか叶えて、みんなの願いを(叶えて)大変だろうなと思ってありがとうねって(伝えたい)。周りの人を気にせず、これまでやってきたことを全部出せてやれたらいい」

 秋祭りの日―

 参拝に訪れた大勢の人たちの前で、よどみなく舞うことができました。

(小学5年生/岡田弥有さん)
「舞い終わったら結構ほっとした。神様に『いつもありがとうね』って思いながら舞いました。来年は堂々と踊りたいなと思いました」

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