音楽イベントの主催者から金を脅し取ろうとしたなどの罪に問われている倉敷市議会議員の男の裁判で、検察側は懲役3年6カ月を求刑しました。
恐喝未遂、破産法違反の罪に問われているのは、倉敷市議会議員の塩津学被告(53)です。
起訴状などによりますと塩津被告は2019年、暴力団との関係をにおわせ音楽イベントの主催者から現金300万円を脅し取ろうとしたとして恐喝未遂の罪に。
また、知人の男性5人と共謀し塩津被告が5人に5000万円ほどの借金があるように装い裁判所にうその破産手続きをしたとして破産法違反の罪に問われています。
弁護側は、恐喝未遂については音楽イベントのコンサルタント契約に基づく報酬だとして無罪を主張。破産法違反については罪を認めているなどとして、執行猶予付きの判決を求めました。
一方、検察側は請求書がないことなどをみても弁護側が主張するコンサルタント契約は存在しない。市議会議員という立場を悪用し被害者を脅したことは極めて悪質だとして懲役3年6カ月を求刑しました。
判決は2025年1月21日に言い渡されます。