岡山県赤磐市は約28haのエリアに、コストコの誘致や道の駅の整備を計画しています。この土地を巡ってディスカウントストアなどを運営する大黒天物産(倉敷市)が「出店を検討していた土地と重なっている」と市に計画の見直しを求めていましたが、その後、「出店しない方針」を決めたことが分かりました。
赤磐市が、コストコや工場などの誘致、道の駅の整備を計画しているのは河本・岩田地区の約28haのエリアです。
このうち道の駅の計画地について、ディスカウントストアの「ディオ」などを運営する大黒天物産は、「出店に向けて2010年ごろから地権者と交渉してきた土地と重なっている」と、2024年9月に赤磐市に計画の見直しを求めました。
これに対して、赤磐市の友實武則市長は11月20日の会見で「計画地は、交通の拠点となる施設や広域的な集客ができる商業施設の誘致、日用品や嗜好品を販売する小規模な店舗の整備が望ましい」として、大黒天物産からの提案を受け入れるのは難しいと話しました。
その上で「都市計画に沿う小規模なものであれば出店の余地もある」としています。
大黒天物産は20日、KSBの取材に対して「このような状況下で、出店する意思は現時点ではありません」とコメントしました。