高松市の大西秀人市長は2025年度当初予算の編成にあたり、厳しい状況が予想される財政の健全化に取り組む考えを示しました。
(高松市/大西秀人市長)
「メリハリの利いた予算とすることがこれまでにも増して重要であると存じております」
12月定例高松市議会で自民党清新会の代表質問に答えたものです。
物価高騰対策や少子高齢化社会への対応で、高松市では2025年度から4年間で約424億円の財源不足が見込まれています。
2025年度当初予算の編成にあたり、未利用地の売却や企業版ふるさと納税の活用で自主財源を積極的に獲得し、大幅な事務事業の見直しや事務の効率化などで財源を捻出する方針です。
大西市長は「国で議論が進んでいる『103万円の壁』の動向や国の地方財政対策を見極め、将来にわたり持続可能な財政運営に取り組みたい」と話しました。