香川県丸亀市が富裕層をターゲットに2024年7月から丸亀城で始めた「城泊」。2組目の宿泊者が17日、取材に応じ、感想を語りました。
坂出市出身で、ボートレーサーとして活躍する三嶌誠司さん(56)は、夫婦で16日から丸亀城の「城泊」を楽しみました。
17日午前には、丸亀市の中津万象園で朝食やうちわ作りなどを楽しみました。
2024年7月から始まった「城泊」は、丸亀城の三の丸にある「延寿閣別館」に宿泊し、讃岐富士として知られる飯野山などを一望しながら、最後に丸亀藩を治めた京極家の家紋入りの讃岐漆器で本格料理を楽しんだりするものです。
三嶌さんはこの日のために和服を新調しました。
(丸亀城「城泊」を体験/三嶌誠司さん)
「まだもうしばらく殿様気分でいたいですね。きのう、城は夕方から貸し切りでしたので価値は十分にあると思います」
(丸亀城「城泊」を体験/三嶌利江さん)
「景色もすごく良かったので、夜も見て朝焼けも見て、食事も普通では食べられないようなものを食べさせてもらって」
三嶌さん夫婦は、追加の費用を払い、夕食には、兄弟を誘って全国に残る12の木造天守閣の1つでナイトラウンジも楽しんだそうです。
(丸亀城「城泊」を体験/三嶌誠司さん)
「十分126万円に見合うものをいただきましたので満足しています」
丸亀城の「城泊」の利用者は三嶌さんたちが2組目です。ほかに2組が予約済みで、問い合わせも国内外から30件近くあるそうです。