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「宇宙を身近に」京都大学の学生団体が小学校で天文教室 香川・三木町

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 宇宙を身近に感じてもらおうと京都大学の学生でつくる団体が香川県三木町の小学校で出前授業を行いました。

(小学生)
「ぎりぎり見えた!」
「ほんまや! ちょっとだけ見える!」

 17日夜、香川県三木町の白山小学校で開かれた観望会。小学生と保護者約30組が参加し、望遠鏡や双眼鏡で夜空に目を凝らしました。あいにく曇りでしたが、雲の切れ間からこと座の「ベガ」や木星・土星・月などを見ることができました。

(参加した小学生は―)
「え、こんなんだったんやって思った」
「見たことないものもあったので、いろんな星が見られてよかった」
「滅多には見られないので、こんなイベントあるのはいい」

 このイベントは京都大学の学生でつくる団体「あすちか」が開いたものです。

 「天文学を身近にしたい」という思いから2023年に設立された団体で、京都府や香川県の小学校などで観望会や出前授業を行っています。

 この団体を立ち上げたのは三木町出身の松野ななさん。現在は、天文学者を目指して東京にある国立天文台で研究しています。

(あすちか 前代表/松野ななさん)
「まずは自分がワクワクしてほしいなって思います。自分で見る実体験って本当に貴重で、だからこそ見てほしい。それに『見えた!』っていう経験にワクワクしてほしいなと思います」

 昼に行われた出前授業には小学4年生と5年生合わせて63人が参加。3D眼鏡をかけて、立体的に浮かび上がる宇宙を移動しながらその広大さを体感したり、惑星や銀河など天文について気軽に学ぶことができるカードゲームをしたりしました。

(参加した小学生は―)
「今まではそんなに宇宙に興味がなかったけれど、今回、宇宙にすごく興味がわきました」
「星がいっぱい集まっている銀河とか、きれいに集まっていてすごかった。横から見たらすごい薄っぺらくて、びっくりした」
「人が住める星を勉強したりしてみたくなりました」

(あすちか 代表/小笠原優斗さん)
「楽しさを知った上で人生の選択肢にしてもらう。こういう面白いのもあるんだよということを知ってもらうことを目標にしています」

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