高松市のウォーターフロントをより魅力的な場所にするにはどうすればいいか、経済団体が香川県などに再開発ビジョンを提言しました。
高松商工会議所の綾田裕次郎会長らが香川県庁を訪れ、池田知事に提言書を提出しました。
サンポート高松を中心に、東は高松競輪場から西は高松市中央卸売市場までの「高松ウォーターフロント」エリアの整備について、基本的な考え方や進め方などを提言するものです。
提言では5つのエリアを設定し、それぞれの特徴を生かした再整備を行うとしています。
例えばサンポート高松に隣接する高松城跡・玉藻公園周辺は「歴史を感じるエリア」、高松市民プールの跡地はマリンスポーツなどで「水に親しむエリア」としての整備を提言しています。
今回の提言の中心となるのは、高松中央卸売市場エリアです。2025年春、青果棟の移転により約5万平方メートルもの土地が空く見通しで、ここに「瀬戸内の海と魚のテーマパーク」を整備することを提言しています。
新鮮な「瀬戸内の地魚」を提供する飲食店や宿泊施設、それに遊覧船乗り場などを備えた複合施設を設けることで、インバウンドを含め幅広い層の集客につなげたいとしています。
再整備の進め方については県・高松市と民間事業者の「官民」がしっかり連携することも提言しています。
(高松商工会議所/綾田裕次郎 会頭)
「瀬戸内国際芸術祭も3年ごとにありますし、そういった機会をうまく利用しながら国内の方々にもたくさん来ていただきたい。もっともっと高松は魅力ある町だと思いますので、そういうことを願っています」