高松市サンポート地区に「都市型キャンパス」ができました。4月、さぬき市から移転する徳島文理大学の新しいキャンパスで開学式が開かれました。
(記者リポート)
「JR高松駅のホームや線路の真横に新しいキャンパスがあります。列車で通学する学生にとって交通の利便性は抜群です」
徳島文理大学高松駅キャンパスは地上18階、地下1階の東棟と地上8階建ての西棟からなります。
香川や徳島など20社の報道関係者が取材する中、村崎文彦理事長らがテープカットを行いました。
(徳島文理大学/村崎文彦 理事長)
「『街で学び 街に学ぶ』を掲げ、学生時代という貴重な期間を高松で過ごす学生に、深い学びと豊かな経験を得てもらえるよう尽力する」
2025年、創立130周年を迎えた徳島文理大学がさぬき市志度にあった香川キャンパスを全面移転するものです。
高松駅キャンパスには総合政策学部や香川薬学部など5つの学部と大学院があり、学生と教職員の数は合わせて約1500人です。
学生に「本物」で学んでもらおうと、保健福祉学部の実習室には病院などで使われている医療機器が設置されています。
(記者リポート)
「大学の授業や部活動で体を動かしてもらおうと、体育館もあります。体を鍛えるトレーニングジムもあります」
西棟の屋上には運動場もあり、フットサルなどが楽しめます。
少子化が進む中、香川県では大学進学時の若者の県外流出が8割を超えています。高松駅キャンパスは学生が街に出て学ぶフィールドワークがやりやすく、「香川県内で学ぶ」選択肢を増やす狙いがあります。
(徳島文理大学/戸川友美 広報企画監)
「いろんなところに出て通いやすいキャンパスが魅力の一つ。街に出やすい、街の課題発見もしやすい、いろんな方と交流しやすい」
徳島文理大学高松駅キャンパスでは4月2日に入学式が行われます。香川県内の志願者数はこれまでの2倍に増えたそうです。