香川県警は、県内居住の60代の男性が、SNS型ロマンス詐欺で約7000万円の被害にあったと11日、発表しました。
警察によりますと、この男性は、SNSで友達申請があった女性2人とメッセージのやり取りをしていたところ、「金市場で大きな相場があり、投資分析チームで計画を練っている」「FX投資の情報を入手できるので確実に利益が得られる」などと投資を勧められました。
男性は、金取引名目で2025年1月22日から3月14日の間、数回にわたって指定されたアドレスに購入したビットコイン合計5749万円相当を送付したところ、アプリ上では約1億円の利益が計上されましたが、出金できなかったということです。
また、FX投資名目で、2025年2月4日から3月6日の間、数回にわたって指定された口座に合計1210万円振り込み、アプリ上では約3700万円の利益が計上されましたが、出金できなかったということです。なお、指定された口座にお金を振り込むと一部が口座に還元されていたということです。
県警は「少額な利益が還元される」ことも含めて詐欺の手口の1つであり、「相手から指定された運用アプリダウンロード」や「振込先の口座が振り込みのたびに変わったり、個人口座であったりする」場合は詐欺を疑うように呼び掛けています。