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“ピンクかつマイクロ”な満月と夜桜 武田信玄ゆかりの城跡「天下第一の桜」が満開

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広島県庄原市、上野公園、ライトアップされた桜と満月。今年は、4月の満月が地球から最も離れていて、「スーパームーン」の逆で、「マイクロムーン」というそうで、大変貴重な満月だそうです。

■雨の北関東 “地元サクラ”いま満開

約600本のソメイヨシノが満開を迎えた広島県の庄原上野公園。桜の名所100選にも選ばれたこの場所は夜になるとライトアップされ、夜桜を楽しむ人々で賑わいます。 (花見客)「夜桜がすごいきれいなのは知っていたので来ました。月が出てきれいだと思います。」 2000本以上の桜が市内の各地で咲く栃木県小山市。あいにくの雨でソメイヨシノは葉桜になりつつある一方、見頃を迎える桜も…。 (下里航平ディレクター)「こちらが今、満開のオモイガワザクラです。ソメイヨシノよりも開花が遅く、市内では桜を長く楽しむことができるといいます。」 (花見客)「ソメイヨシノ、オモイガワザクラ、ヤエザクラで、1カ月くらいは楽しめると思います。」 「ピンクと緑がいっぱいあるから、そこは春だなって感じます。」

■圧巻1500本「天下第一の桜」満開

山の一面を覆うように、力強く咲き乱れる桜。長野県・伊那市にある高遠城址公園では、約1500本の桜が満開を迎えていました。視界が埋め尽くされるほどの花びらと、雄大な中央アルプスのコラボレーションは、まさに圧巻。その美しさは「天下第一の桜」と称されるほどです。 (東京からの観光客)「全部トンネルみたいな感じで綺麗。写真撮っても全部映える。」 「天下一の桜っていわれるくらいで、やっぱりその名前がついていること自体が誇りだよね。」 毎年15万人ほどが見物に訪れるという高遠の桜。地元の人々にとっても特別な桜だといいます。地域の歴史に詳しい福沢さんは。 (高遠町歴史博物館 福澤浩之学芸員)「元々高遠のお城には桜の木が植えられていたんですけれども、明治5年に政府から廃城の命令が出て、立ち木もすべて切り払うように命令が出てしまった」 かつて、戦国武将・武田信玄が支配していたという高遠城。明治初期の廃藩置県に伴い、城郭だけでなく、桜の木も伐採されてしまったといいます。しかし、荒れていく城跡を嘆いた旧藩士たちが、再び桜を移植。その後150年に渡って、人々に親しまれてきました。 (高遠町歴史博物館 福澤浩之学芸員)「“無くてはならないもの”というような、そういうところまで、いま町の皆さんの中には浸透しておりまして、全体がこの桜の木を愛でて後世にまで残していこうと、そういう動きに加わってくれていますので、それは今後も長く続いていくのではないかと思っています。」

4月13日『有働Times』より

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