3年に1度の現代アートの祭典、瀬戸内国際芸術祭2025の開幕まであと3日となった15日、一部の作品が報道陣に公開されました。
高松港では、今回で4回目の参加となる作家の五十嵐靖晃さんが仕上げの作業をしました。小豆島や男木島など4つの島の住民約250人と一緒に作った、幅約32mの大きな作品です。
(野口真菜リポート)
「みんなの思いのこもった作品が高松港に掲げられました。これから港のシンボルとして、多くの旅人たちを島へと誘います」
(瀬戸芸参加アーティスト/五十嵐靖晃さん)
「みんなで手を動かしてものを作っていくっていう、糸でつながるコミュニケーションの温かな空気感、雰囲気がどの会場にもあって。そんな中、腕のいい漁師さんがガンガン編んでいくのがかっこよかったですね」
そして、今回新たに春会期の会場に坂出市の瀬居島が加わりました。
16人の作家が、廃校になった小中学校などに新作を展示します。
瀬居島は1960年代の大規模な埋め立てで四国と陸続きになりました。
同じく陸続きとなった沙弥島と合わせ、「瀬戸大橋エリア」として展開します。
瀬戸内国際芸術祭は4月18日に開幕し、春・夏・秋の107日間、岡山・香川の17のエリアで256の作品が楽しめます。