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岡山県沿岸に津波注意報 倉敷市など5つの市に避難指示 海水浴場の遊泳禁止も

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 30日朝、カムチャツカ半島付近で発生した地震の影響で、岡山県の沿岸地域に津波注意報が出されました。津波注意報は現在も継続中で、国や自治体が注意を呼び掛けています。

(記者リポート)
「岸壁から離れた安全な場所にいます。到達予想時刻の12時を過ぎましたが海面の様子に変化はありません」

 岡山県沿岸の津波注意報は午前9時40分に出されました。第一波の到達予想時刻は正午、波の高さは1mの予想でした。

 沿岸の自治体が相次いで対策本部を設置しました。午前11時に始まった倉敷市の本部会議では、沿岸にいる人に避難を呼び掛け、堤防や水門を点検していることなど対応の状況を共有しました。

 岡山県では午後4時現在、岡山市や倉敷市、瀬戸内市など沿岸の5つの市に避難指示、玉野市に高齢者等避難が出ています。

 自主避難を受け入れている倉敷市の玉島小学校です。正午すぎの時点でデイサービスの利用者ら14人が避難していました。

(避難者[85歳・デイサービス利用者])
「(過去に)高潮がきて浸かったんです家が全部ね。こういうことも経験して避難しとかないといけないと思いました。(ここは)安心ですよ、連れもいらっしゃることで」

 津波注意報による影響で、交通機関では玉野市の宇野と香川県の直島を結ぶ船が一時運航を見合わせました。

 JR西日本によると寝台特急のサンライズ瀬戸・出雲が30日夜の運転を取りやめます。

 津波注意報発令を受けて玉野市の渋川海水浴場や倉敷市の沙弥海水浴場、瀬戸内市の牛窓海水浴場など岡山県内の主な海水浴場が遊泳禁止となっています。

(記者リポート)
「宇野港近くの高台にある深山公園です。多くの車が止まっています。中には避難しに来たという人もいます」

(高台の公園に避難した人)
「もしもの時に犬を連れて上手に逃げられるかどうか分からないので。満潮が過ぎたら様子をみて帰宅するつもり」

 こちらの家族は玉野市で行われているインターハイのボクシングの試合に出る家族を応援するため、鹿児島県から来ていました。

(鹿児島から来岡中/高台の公園に避難した人)
「小さい子どもがいるから(いざという時)逃げられないので早めに逃げようと思って。息子を(試合会場に)迎えに行かないといけないけど、それからどうしようかと考えている」

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