日本遺産「『ジャパンレッド』発祥の地ー弁柄と銅の町・備中吹屋ー」として認定された高梁市成羽町吹屋地区で、9つの日本遺産構成文化財を巡るデジタルビンゴラリーが開催されています。日本遺産に認定された備中吹屋をより多くの人に知ってもらおうと、高梁市日本遺産推進協議会が2025年11月30日まで開催します。
高梁市成羽町吹屋地区は、かつて銅や赤色顔料「弁柄(ベンガラ)」の一大産地として栄えました。町並みは赤銅色の瓦と弁柄色の外観で統一され、現在も当時の姿を残しています。
また、吹屋地区で生産された弁柄が九谷焼・伊万里焼の陶磁器や輪島塗の漆器など海外でも評価される工芸品に使われたことで、「ジャパンレッド」の概念を生み出しました。
その結果、2020年に文化庁によって日本遺産「『ジャパンレッド』発祥の地-弁柄と銅の町・備中吹屋-」として認定されました。
今回開催される「ジャパンレッド デジタルビンゴラリー」では、日本遺産構成文化財である旧片山家住宅や吹屋郷土館など9カ所に、専用の二次元コードが設置されます。
それぞれの二次元コードをスマホのカメラアプリで読み込むことで、3×3マスのデジタルビンゴにチャレンジすることができます。
ビンゴを達成した人は、旧吹屋小学校受付で画面を表示することで、ハズレなしのくじ引きに参加することができます。当たりが出た人には、日本遺産に関連した吹屋地区をPRするブランド「JAPAN RED 備中吹屋」から、「吹屋あかいまちラムネ」や日本茶葉で作った「吹屋の和紅茶」などのセットがプレゼントされるということです。