文化財をPRし、地域の活性化につなげます。岡山県に残る「桃太郎伝説」が日本遺産に認定されました。
(記者) 「日本遺産に認定されたのは岡山県民なら誰もが知る桃太郎伝説です。桃太郎のブランド力で岡山を発信します」
文化庁は、地域に残る有形・無形の文化財をつなげて、その地の歴史や魅力を伝える「ストーリー」を日本遺産に認定しています。
今年は、岡山市、倉敷市、総社市、赤磐市の4市が申請した「桃太郎伝説」など13件が認定されました。
岡山県では、吉備津彦神社にまつられている、吉備津彦命が温羅と呼ばれる鬼を退治したという伝説が、昔話「桃太郎」の原型になったとされています。
認定された「桃太郎伝説」では、神社や遺跡のほか、桃やきびだんごが構成要素になっています。
認定を受けて、岡山市役所には懸垂幕が掲げられました。
4市は、今年度から3年間、国の補助金を活用してホームページでの情報発信や観光客向けの看板整備などに取り組む予定です。
(岡山市産業観光局/赤坂隆 局長) 「岡山だけでなく、広域的な観光にもつなげていきたいと思っておりますし、情報発信をいろんな形で国内外に向けてやっていきたい」