2026年7月31日、岡山市中心部の奉還町商店街で火事があり建物やアーケードが焼けました。火事から1カ月余り。今も影響が残る商店街は再建に向けて少しずつ動いています。
(宮川周三リポート)
「火事現場に近づくと、今もかすかに焦げた臭いがします。焼けた建物の一部はすでに解体されています。下を見ますと焼けた素材が落ちています。これは商店街のアーケードから落ちてきたものです」
9月3日、岡山市北区奉還町の奉還町商店街では火事で焼けたアーケードから燃え残った部分を取り除く作業が行われていました。
(宮川周三リポート[7月31日])
「商店街の中で消火活動が行われています。画面の奥の方には炎が見えます。さらに商店街のアーケードにも火が燃え広がっています」
2026年7月31日午前11時35分ごろに発生した火事。鎮火まで約10時間かかりました。
この火事で店舗と住宅合わせて5軒が全焼。アーケードも約70mにわたり焼けました。けが人はいませんでした。
アーケードが一部なくなった商店街。雨の日は傘が必要になり、晴れの日は直射日光を浴びることになりました。
(商店街を通る人は―)
「傘を差さずに駅まで通って行けるっていうのがメリットだったのはあったんで」
「アーケードがあった方が良かったかなと思います。ちょうど暑い時期になくなっちゃったので、雨の日も、本当だったら(商店街の)手前から傘を閉じられるんですけどね」
商店街に店を構える人たちもアーケードがなくなったことによる悪影響を懸念しています。
(映画グッズ販売店/吉富真一さん)
「奉還町へ行こうかという人が少なくなるのは必ずありますね。風景が変わるっていうことですよね。外国の人とかは写真を撮ったり、映像を撮ったりして楽しまれていたんですけど、そういったものがなくなる」
焼けた建物の目の前にある店では実際に客足が遠のいたと感じています。
(自然食品の販売店/熱田正さん)
「今までアーケードがあったら雨降っても大丈夫だし、一応バーッと商品が置いてあったんですよ。外に商品の展示をしとったらこんなのもあるかなって目に留まっとったけど今はスーッと行き過ぎる」
「こういった看板ですね。店の看板、こういったのとかランチをするときはランチ営業ですよとか、雨降ったら出せないので、お客さんがランチに来ようと思ったら『ランチやめたんかな』とか」
(西奉還町商店会/中田曉裕 理事長)
「このちょうちんが今燃えてしまいましたけど、これが全部ともると、本当に風情のある商店街です。それがこういう姿になってしまって、本当に何ともやるせない気持ちですね」
商店街の店主でつくる西奉還町商店会の中田曉裕理事長によりますと、火事によって電気系統も大きな被害を受け、商店街の夜を照らしていたちょうちんが全てつかなくなりました。
商店街では毎年7月に土曜夜市を開催していて、火事の6日前にもありました。
現在の夜の商店街は、仮復旧させたLEDライトの明かりしかありません。
商店会は、アーケードとちょうちんの再建につなげようと店に募金箱を設置しました。掛かる費用は、少なくとも1000万円以上だと見込んでいます。
(西奉還町商店会/中田曉裕 理事長)
「買い物客が、お客様が遠のいてしまうのが一番怖いので、本当に風情のある商店街ですので、一日も早く復旧したいと思っております」