中東情勢の悪化などで病院では医療資材が高騰し、医療現場は頭を悩ませています。コストを減らすため、試行錯誤で対策が行われています。
岡山市中区の岡山協立病院では、感染対策のため、1日に1万枚の医療用手袋を使って処置を行っています。
手袋に加え、注射器のシリンダー、管などには石油製品「ナフサ」が使われています。
中東情勢の悪化などで春以降、資材の価格高騰が相次いでいます。1日に1000個以上使用する注射器のシリンダー価格は9月から約1.3倍に上がり、コストが膨らんでいます。
(岡山協立病院 事務長室/中村友樹さん)
「医療消耗品関連で10~20%ぐらいの値上がりになっているので、(値上げによるコストは)1000万円は超えると思う。経営的にも影響がかなりある」
(松木梨菜リポート)
「こちらはナースステーションです。感染対策上必要な場合以外は使わないよう呼び掛けています」
約3カ月前から医療スタッフに適切な手袋の使用を呼び掛け、コスト削減に努めています。
今後の医療機関を取り巻く状況を懸念し、国に対して医療資材の高騰分を補助するよう求めています。
(岡山協立病院 事務長室/中村友樹さん)
「経営的に難しくなって廃業になっているところもかなり数がある。そういった状況は続いていくと思っている」