深刻な被害が続く特殊詐欺。岡山市の60代の女性は2026年、約4000万円をだまし取られました。女性と警察は「SNS」を使ったやり取りに注意を呼び掛けています。
(SNS型投資詐欺の被害に遭った岡山市の女性)
「LINEでやり取りをしていると本当に実在するような人物に思えてくるんですよ。責任感がある方とかは落ちちゃうんじゃないかなと、みんなに迷惑かけるからとか。やっぱり家族に相談するべきだったなって思います」
岡山市北区の自営業の女性(66)です。女性は2026年、「投資金」などという名目でお金を振り込ませるいわゆる「SNS型投資詐欺」で総額4000万円以上の被害に遭いました。
きっかけは、SNSでたまたま見た「投資」の勧誘動画でした。
(SNS型投資詐欺の被害に遭った岡山市の女性)
「子どもたちが楽に暮らせる世界にしたいなっていう夢みたいなところがあって。投資をしたことがないのでやり方がわからなくて。まあ銘柄を教えてくれるなら本当にすぐ始められるかと思って」
興味を持った女性は動画にメッセージを送信しました。すると約100人が集まるグループLINEに招待されました。
女性は当初、グループに送られてくるメッセージに真剣に取り合わなかったといいます。
しかし……
(SNS型投資詐欺の被害に遭った岡山市の女性)
「その中の1名の方から320計画(投資プランの名前)についてどう思いますか?と言われて。どんな計画なんだろうと思って、一応登録しているので読んでないのも失礼だなと思って」
グループではなく個人宛に送られてきたメッセージに思わず返信をした女性。そこからは巧妙に作られたアプリや、「あなたにぴったり」といった言葉。さらに実際に対面し言葉を交わすことで、相手の人柄も信用してしまいました。
(SNS型投資詐欺の被害に遭った岡山市の女性)
「買ったものが毎回100%成功するんですよ、今考えたらありえないですけど。アシスタントの方は完璧に信頼していました。人はそこまで人をだますんだってしみじみ感じた」
岡山県警によりますと、2026年1月から7月までに岡山県警が認知したSNS型投資詐欺の被害額は約14億円です。
これは前年の同じ時期と比べて10億円多く、特殊詐欺全体の被害額でも約6割を占めます。
そして98件の被害のうち全てが、女性と同じように「LINE」へ誘導されてだまされるケースだということです。
(岡山県警察本部 犯罪抑止対策室/馬場健史 室長)
「SNS上の投資話は安易に信用しない。投資を持ち掛けられたら家族に相談する」