大気中のCO2(二酸化炭素)濃度の上昇は地球温暖化を引き起こし、世界各地の降雨のパターンを変化させています。また地球全体で土壌の有機炭素の微生物分解で放出されるCO2の量は、人間が関係するCO2排出量の約5倍に相当するため、気候変動が土壌のCO2放出に及ぼす影響を明らかにすることが重要です。
新潟大学、岡山大学、九州大学、東北大学、北海道大学、森林総合研究所、アジア大気汚染研究センターの研究者で構成するグループが、北海道の森林で採取した表層土壌と埋没腐植層を対象に室内培養実験を行いました。
実験の結果、豪雨や干ばつなど極端な気象変動により、土壌が乾燥と湿潤を繰り返し、CO2放出量が大きく増大することが分かりました。
今回の研究成果は、気候変動による炭素循環の予測、さらに地球環境の変化の予測モデルの精度向上につながると期待されています。