旧ジャニーズ事務所の性加害をめぐる裁判が29日、高松地方裁判所で始まりました。
この裁判は、旧ジャニーズ事務所「SMILE-UP.(スマイルアップ)」が、アイドルグループ「忍者」に所属していた香川県在住の志賀泰伸さんを訴えたものです。
SMILE-UP.は現在、被害者への補償制度を設けて支払う金額を独自の「判断基準」によって算定しています。
SMILE-UP.によると対象者の98%がこの補償制度に同意しているということです。
これに対して志賀さんはSMILE-UP.が補償制度を「強要している」などと主張。この制度に応じずに個別で賠償を求めていますが、SMILE-UP.は「債務は存在しない」としています。
高松地裁で行われた第1回口頭弁論には志賀さんが出廷しました。
志賀さんは意見陳述で被害について説明し、「被害者であるにもかかわらず加害者側から逆に訴えられ、心をえぐられるほど辛い」と涙ぐみながら述べました。そして、事務所が上げた収益はこうした性加害の上に成り立っているとして、収益の一部、3000万円の支払いを求めました。
これに対しSMILE-UP.は、「志賀さんと補償の協議が進まなかったためやむを得ず訴訟に至った」と説明しています。
(元「忍者」/志賀泰伸さん)
「ようやく皆さんの前で意見陳述できたことはいい流れだと思っている。今後さらにいい展開につながっていけば」