乗客を9時間、閉じ込めたとしてバス会社が処分されました。
行政処分を受けたのは静岡県沼津市の「富士急シティバス」です。
4月19日午後8時半ごろ、路線バスは終点で乗客を降ろしたはずでした。しかし、女性客1人が降りていなかったのです。運転手はそれに気付かず、照明を消して回送状態にし、バスを車庫に戻しました。
ところが、運転手がバスを降りる際にミスが…。
本来、車内を後ろまで歩き確認するはずでしたが、暗い車内を振り向いただけでドアを閉め、バスを後にしたのです。
そして約9時間たった翌朝の午前5時半ごろ、始発の運転手がシートに座っていた女性を発見しました。
ドアは内側から開けることが難しく、女性は携帯電話も持っていませんでした。
富士急シティバス 「車内確認を徹底し、再発防止に努めています」