温暖化対策を議論する国連の会議「COP29」が11日、アゼルバイジャンで開幕し、アフガニスタンのイスラム主義組織「タリバン」の暫定政権が初めて参加します。
気候変動に関する国連の会議「COP29」が11日、アゼルバイジャンの首都・バクーで開幕しました。
発展途上国の温室効果ガス排出削減を支援する資金調達が焦点となりますが、アメリカのトランプ次期大統領が気候変動対策の国際的な枠組みである「パリ協定」の再離脱をすでに表明していて、議論の難航が予想されます。
今回のCOPには、190を超える国と地域が出席し、アフガニスタンのイスラム主義組織「タリバン」の暫定政権が2021年の実権掌握後、初めて参加することを表明しています。
国連加盟国は、タリバンの暫定政権を正式に承認しておらず、アゼルバイジャンがオブザーバーとして招待しました。