外国為替市場で急速に円高が進んでいます。アメリカの利下げ観測やトランプ次期政権の関税政策への警戒感から一時、1ドル=150円台半ばを付けました。
FRB(連邦準備制度理事会)が12月に追加利下げを行うとの見方からアメリカの長期金利が低下し、日米の金利差縮小により円を買ってドルを売る動きが広がりました。
また、アメリカのトランプ次期大統領がメキシコやカナダなどに対して関税の引き上げを表明したことを受け、世界経済の先行きに対する警戒感が広がり、安全資産とされている円を買う動きが進んでいることも要因です。
円相場は一時、1ドル=150円台半ばを付け、約1か月ぶりの円高水準となっています。