JR東日本は千葉県南西部を走る久留里線の一部区間を廃止して路線バスなどに切り替えると発表しました。
JR東日本千葉支社 土澤壇支社長 「鉄道の運航は取りやめをして、新たなモードに転換をしていく」
久留里線は木更津駅から上総亀山駅までのおよそ32キロを走る路線で、廃止されるのは君津市の久留里駅から上総亀山駅のおよそ9.6キロの区間です。
時期については「できるだけ早く」としていて、廃止後は路線バスを中心とした交通網へ移行し、病院やスーパー、観光地などへのルートも検討しているということです。
利用客 「寂しいし、よく使ってたのでちょっと交通がまた大変になるなって思います」 「バスにして時間とかの本数を増やしてもらえたりとかすると、もうちょっと使い勝手上がるかもしれないとか。なのでバスの方が便利になることもあるのかなあと思ったりしてます」
JR東日本によりますと、久留里線はJR発足時の1987年度には1日平均で823人が利用していましたが、2023年度はおよそ9割減の64人にまで減りました。
100円の利益を上げるのに1万3580円の費用がかかり、収支率はJR東日本管内で1番低くなっていました。