今年も残すところ、あと1カ月。千葉県の成田山新勝寺では境内に飾る「大しめ縄」作りが急ピッチで進められています。
全長6.6メートル、重さ200キロにもなる「大しめ縄」は、周辺の農家に特別注文した2500束の藁(わら)で作られます。
11月初旬に始まった作業は、師走に入り佳境を迎えています。
寺の職員と地元の協力者らが藁を1本ずつ丁寧に手作業で編み上げ組んでいきます。
成田山新勝寺のしめ縄は「照範じめ」と呼ばれ、稲穂を吊るしたように見えるのが特徴です。
江戸時代に五穀豊穣(ほうじょう)を祈願して作られたのが始まりとされます。
約2カ月かけて作られた「大しめ縄」は25日に大本堂に飾られる予定で、初詣客を迎える準備が整います。