アメリカのトランプ次期大統領は日本製鉄によるUSスチールの買収計画を巡って「全面的に反対だ」と述べ、阻止する考えを改めて表明しました。
日鉄によるUSスチールの買収計画を巡っては去年12月に両社でいったん合意したものの、アメリカ鉄鋼業界の労働組合などが反対したことを受けてアメリカ政府の委員会が改めて審査を行っていて、年内にも判断が下される見通しです。
トランプ次期大統領は2日、自身のSNSで「かつて偉大で強かったUSスチールが日鉄に買収されることに全面的に反対だ」と改めて反対の立場を表明しました。
そのうえで「一連の税制優遇措置と関税を通じてUSスチールを再び強く偉大な企業にする」「大統領としては私はこの買収計画を阻止する」と強調しました。
