内戦が続くシリアで攻勢を強める反体制派の武装勢力が中部の要衝「ハマ」にも進攻したと明らかにしました。政権側は軍を再配置して死守する構えで、戦闘の激化が懸念されます。
反体制派の武装勢力は5日、SNSを更新し、アサド政権が支配下に置く中部の要衝「ハマ」に進攻し、「100人の囚人を解放した」と明らかにしました。
これに対し、政権側は反体制派勢力がハマに進攻したことを認めたうえで、戦闘により多数の死者が出ていると発表しました。
そのうえで、市民を守るために軍を再配置したとしています。
反体制派勢力は、すでに第2の都市アレッポを制圧していて、シリア人権監視団によりますと、これまでの戦闘で727人が死亡しています。
画像:The Military Media for the Syrian Revolution