■巨大な「光の輪」火の粉が地上に
まるで“宇宙人の襲来”。夜空に目を疑う光景が現れました。
中国南部の湖南省。上空に巨大な光の輪が出現。その内側から、いくつもの火の玉が地上に向かって降り注ぎます。
たちまちネットで話題となりましたが、実はこれ、現地の花火会社が開催したドローンショーです。
1000台のドローンで作った光の輪は「天空に開いた門」を。落下する花火は、あの世で先祖が流した涙をイメージしているとのことです。
各地で人気を集めているドローンを使った空中ショー。しかし、8日に福建省で開かれたショーの最中、思わぬアクシデントが発生しました。
観客 「危ない!」 「早く逃げろ!落ちてきたぞ!」 「たくさん落ちてきた。なんで?そういう演出?」
大量のドローンが突然、次々と墜落したのです。
ショーを手掛けていたのは現代美術家の蔡国強氏。北京オリンピック開幕式の花火などを演出し、去年は、かつて暮らしていた福島県いわき市でもショーを開催。
今回のショーも多くの観客が見守るなか、順調に進んでいましたが…。
司会者 「ただ今、問題が発生したそうです」
ドローンが突然コントロールを失い、落下し始めたのです。原因は調査中ですが、事前に登録していたものとは違うドローンを使ったため、警察が何らかの妨害をしたという見方が広がっています。
主催者側は「拾うのを手伝ってくれると助かるが、持ち帰らないでほしい」と話しています。