一年の世相を表す「今年の漢字」が京都の清水寺で発表され、「金」が選ばれました。
清水寺では、森清範貫主が設置された大きな和紙に「金」の文字を書き上げました。
「今年の漢字」は、はがきやインターネットで一年の世相を表す漢字1字を募集し、毎年12月に発表しているものです。
今年は全国から22万票余りの応募があり、「金」がおよそ1万2000票を集めて1位となりました。
2位は「災」で、3位は「翔」でした。
「金」を選んだ理由では、パリオリンピックでの日本の金メダルラッシュや50-50を達成した大谷翔平選手の値千金の活躍のほか、自民党派閥の裏金問題、闇バイトによる金目当ての強盗などが多く寄せられました。
森貫主が書き上げた「金」の文字は、今月22日から京都市東山区の「漢字ミュージアム」で公開されます。