27日からの年末寒波を前に北日本では路面が凍結。路線バスが一時、運転をストップするなど交通にも影響が出ています。
■路面凍結で交通に影響
青森市の市場。マグロにホタテ、お正月に欠かせない紅鮭もずらり。
買い物客(88) 「娘が東京には『こんな銀ダラはない』と言う。きょう送らないと正月に食べられない」
24日までの寒波は去り、年末年始に向けた仕入れが間に合ったものの、店側は今後の天候に不安を抱えています。
佐藤利鮪店 佐藤義勝取締役 「10日前にも(漁に)出られなかったと」 「(Q.品ぞろえの見通しは?)分からない。なければ休むしかない」
北国では寒さが一段落し、雪解けが進んでいます。路面の状況にも変化が見られ、注意が必要です。
路面の凍結で交通がストップする事態が起こりました。北海道釧路市。バスを待つ女性は困っていました。
女性 「なんか3番が来ない」
バスが来ない理由が路面の凍結。安全のために始発から全路線で一時、運行を見合わせました。
バス利用者 「めちゃくちゃ大変。ツルツルでけがしないか心配でした」
釧路市の周辺では路面の凍結によるスリップ事故が相次ぎました。
青森市内でも寒波の影響が薄れ、気温は25日より2℃ほど上昇。空気が暖かく、雪は雨混じりです。
寒波に見舞われた23日の道路と比べると、26日は雪がシャーベット状に変わり、住民は慎重な運転を心掛けています。
住民 「ぐちゃぐちゃですね。ハンドル取られて他人の敷地に入ったまま出られず、バックと前進を繰り返して出ることが起こるので」
■あすから“年末寒波” 東京きょう11月並み
一方、関東では上空の暖気の影響で気温が急上昇。東京は11月下旬並みの暖かさとなり、お出掛けを後押しします。
にぎわっていたのは東京・品川にある神社。来年の干支(えと)「白い蛇」が祭られています。
蛇窪神社 権禰宜(ごんねぎ) 須永夏美さん 「年内最後の一粒万倍日がきょう。皆さま、ご参拝にきていると思う」
縁起のいい日にということもあり、蛇をモチーフにしたご朱印が人気を集めています。
80代の人 「来年、私は年男です。巳(み)年です。84歳になります」
50代の人 「天気も良いしちょっと出歩くのにいい感じ」 「(Q.もし、きょう寒かったら?)多分、来てないと思います」
ただし、この暖かさも一時的なもの。27日からは再び寒波がやって来る見込みです。