■厳しい寒さ サルもお湯から出られず
今年は異例のスピードで積雪が増加しています。
青森県の酸ケ湯。すでに建物の半分近くまで雪が積もっていて入り口が見えません。この時期に2メートル以上雪が積もるのは29年ぶりの早さです。
この原因の一つは日本海の海水温が高いこと。秋田県内では16日夜から積雪が急増。一時、大雪警報も出されました。
また、北海道岩見沢市は平年の3倍の積雪で雪かきも追い付きません。
地元の人 「いやー、大変だ…今年は。短期間でこんなに降るのないもん、今まで」
交通にも影響が…。市内を循環するバスは全て運休。また、JR北海道は特急2本を含む69本の運休を決めています。
地元の人 「バスが止まるとね、病院行ったりとか、そういうのも大変だから…」
チラチラと雪が舞う北海道函館市。17日朝はマイナス8.6℃まで冷え込みました。ただ、湯煙に包まれればサルも…。
観光客 「温泉が好きなのは人間とサルか」 「入り方が一緒ですよね」
冷え込みが強いほど、なかなか抜け出せないようで…。
函館市 熱帯植物園 鈴木一郎園長 「もう朝から、びっしり夜まで入ってますね。人間と同じで風呂好きと風呂嫌いがおりますんで、風呂好きは24時間入ってます」
■冬の新たな風物詩?こたつ+かき氷
今シーズン全国の最低気温マイナス20.5℃を16日に記録。そして17日にマイナス20.7℃に更新した北海道むかわ町穂別。
むかわ町民 「これだけ寒くなると、朝起きた時にダイヤモンドダストが出るとか、そういう楽しみもある」
「ダイヤモンドダスト」「けあらし」、川の一部が凍った結氷が流氷のように流れていく「シガ」という現象も見られました。
冬の景色は屋内でも…。
cafeまっちゃん 松下昌平さん 「(真庭市は)かなり寒くなると気温が下がりますので、ゆっくりした空間を味わっていただきたい」
こたつは特に女性や子どもに大人気だといいます。
100品以上ある食べ物メニューの中で、かき氷14種類は店の看板。なかでも白桃のかき氷は、かき氷の売り上げの7割を占めている一番人気だそうです。
源泉かけ流しの別府温泉の湯に浮かぶ大分県津久見市で栽培された「サンつくみ」など100個程のかんきつ類。16日から「シトラス足湯」が始まりました。
シトラス足湯は17日午後7時まで。18日からはユズ湯が楽しめます。