岡山県笠岡市が11月発表した「財政健全化プラン」の素案に対し、市議会が再検討などを求める要望書を市に提出しました。
笠岡市の栗尾典子市長に要望書を渡したのは、市議会の大月隆司議長です。
笠岡市は、今後10年で約100億円の財源不足が見込まれるとして、事業の見直しや廃止をまとめた「財政健全化プラン」の素案を11月発表しました。
市議会は市の財政が厳しいことを認識したうえで「突然の市の財政危機の発表に市民は不安を感じている」「市民生活への影響を最小限に抑えるために素案の再検討や、事業の見直し後にも柔軟な対応ができるようにしてほしい」などと要望しました。
(笠岡市議会/大月隆司 議長)
「いきなり事業が廃止というものもありました。(市民に)しっかり丁寧に説明をして理解をいただけるような関係性をつくってほしい」
(笠岡市/栗尾典子 市長)
「持続可能な笠岡市、行政運営をしていくために今回やらなければならない。要望の中身をしっかり精査して取り組んでいきたい」