墜落事故の犠牲者は38人に。飛行機で何があったのか。生存者が取材に応じました。
■“翼に損傷”映像も…生存者語る
大きく機体を傾けながら高度を落としていく旅客機。そのまま地上に激突、炎が上がります。
現場はカザフスタン西部のカスピ海沿岸の港町・アクタウ。アゼルバイジャン航空の旅客機が墜落、炎上しました。
生き残った男性は…。
事故の生存者 「飛行機が墜落した時、妻は私の隣に座っていました。妻の姿が見えません。どこにいるのか分からない」
事故機はアゼルバイジャンの首都バクーを飛び立ち、ロシアのグロズヌイに向かっていました。
しかし、予定のルートを大きく外れてカスピ海を横断。カザフスタン方面に飛んだ後、墜落したとみられています。
ロシアメディアは複数の生存者の証言として、墜落の約1時間前に「爆発が起きた」と伝えています。
墜落前に撮影された機内の様子。窓から見える左側の主翼。翼の下に損傷したような形跡が見られます。
元日本航空機長 航空評論家 小林宏之氏 「場合によってはバードストライクなどでエンジンにトラブルが起こった時に、エンジンの部品それが一部、当たった可能性が考えられるのではないか」